株式投資をする前に一度は読んでおきたい記事

私はこうやって資産を増やしました

新型コロナウイルス蔓延によって暴落する日経平均株価。コロナショックに乗じて資産

を増やそうと、ネット証券口座は増加。

株式投資をはじめようと考える人が増加傾向にあるのは間違いない。しかし、勢いよく

はじめる前に知っておくべき制度がある。知らなければ確実に損する。知るべき制度、

それが積立NISAと一般NISAである。

積立NISAと一般NISAの違い
積立NISA

対象商品:長期・積立・分散投資に適した投資信託ETF

運用期間:20年間

年間投資額の上限:40万

税制優遇:運用収益が最長20年非課税

引き出し:制限なし

損益通算:不可

一般NISA

対象商品:上場株式・ETFREIT投資信託など

運用期間:5年間

年間投資限度額:120万

税制優遇:運用収益が最長5年非課税

引き出し:制限なし

損益通算:不可

 

二つの制度で大きく異なるところは運用期間と投資限度額であろう。積立NISAでは運用

期間が20年間と長期にわたって保証されているため長期運用したい方にはもってこいの

制度である。一方で一般NISAは五年間と短い。2020年から始める人にとっては3年間し

か猶予がないのはデメリットといえる。

投資運用額では積立NISAは40万円と少ない。40万円は金額的に大きいと思われる方もい

るかもしれないが、上場株式で大企業かつ企業名を知っている会社の株を買おうとする

と1株2000円前後することが多い。単元株(最低数)は100株からなので1銘柄で20万を

投資金額として要する。つまり2~3銘柄が40万円で投資できる銘柄数となる。このよう

に考えると120万円の限度投資額というのは妥当な額とも考えれる。ぜひご自身に合っ

た制度を活用していただきたい。

なぜ、NISAで運用する必要があるのか

積立NISAや一般NISAのほかに、一般口座や特定口座といわれる口座を開設し、株投資をすることもできる。

一般口座・特定口座 

対象商品:証券会社の取り扱い商品すべて

運用期間:制限なし

年間投資額:なし

税制優遇:なし

引き出し:なし

損益通算:可能

特徴:利益に対して20.315%の税金がかかる。

 

このように制限がないが特徴でも書いたように、20.315%の税金が利益に対してかか

る。30万の利益をあげても、24万しか手に入らない。もしあなたが年間120万を超えて

投資するような投資家ではないのなら、一般口座や特定口座で取引する必要性はないと

いえる。損益通算とは

損益通算とは、一定期間内の利益と損失を相殺することです。上場株式等の投資を行って利益(譲渡益や配当など)が出た場合は税金がかかりますが、一方で損失が出た場合には利益から差し引いて、その分だけ税金を減らすことができます。それでもマイナスになった場合、確定申告を行うことで最長3年間損失を繰り越して控除することも可能です。

www.smbcnikko.co.jp

損益が出ることの方が税金を支払うことよりも不安だという人はぜひ一般口座か特定口座を開設するべきである。

最後に

今回は積立NISAと一般NISAについて解説しました。ぜひ参考にしたうえで株投資してみてください。

参考図書

山崎元のやってはいけない資産運用